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東京の納骨堂・永代供養の費用相場【2026年】都立・多摩の公営と寺院の料金

東京の納骨堂・永代供養の費用 都立霊園の料金と倍率【2026年】(AIで生成したイメージ) 墓じまい

東京で納骨堂や、継ぐ人がいなくてもよい永代供養のお墓を探すときの費用を、お墓の購入者を対象にした調査と、東京都立霊園の2026年度の公式の料金・募集の結果、多摩地域の市や組合が運営する合葬墓・樹林墓地と、寺院の合祀墓・納骨堂の公式の料金からまとめました。墓じまいをして、今のお墓の遺骨を東京へ移すときの手順も解説します。

この記事の結論

  • 納骨堂の平均購入金額は81.5万円(株式会社鎌倉新書の2026年の調査。2025年に「いいお墓」を通じてお墓を購入した人が対象)。この調査では、東京だけの平均は公表されていない
  • 都立霊園で、使用の許可から20年間は骨壺のまま個別に納める「立体埋蔵施設」は、青山霊園94万円、染井霊園150.1万円。合葬埋蔵施設は遺骨1体5.3万〜13.1万円、樹林型は1体9.5万〜11.2万円(粉状にした遺骨は3.1万〜3.7万円)で、いずれも毎年の管理料はかからない(2026年度)
  • 都立霊園の募集は年1回で、応募が多いと抽選。2026年度の倍率は、小平霊園の合葬埋蔵施設が19.4倍、青山霊園の立体埋蔵施設が8.4倍。都内に続けて3〜5年以上住んでいることが条件
  • 都立以外では、確認できた範囲で、八王子市・稲城府中墓苑組合・羽村市・青梅市が合葬式墓地や樹林墓地を運営している。すぐに合葬する施設は1体2万〜8.5万円、20年間骨壺のまま納める施設は1体12.5万〜17.82万円、樹林墓地は1体13.1万〜21.4万円(各市と組合の公式の案内)。申込みの条件を確認できた施設は、どれもその市に住んでいることが条件で、八王子市と青梅市はお墓から移す遺骨では申し込めない
  • 寺院の料金は寺院ごとに大きく違う(公式サイトの例:池上本門寺の池上廟(合祀墓)は1名100万円、増上寺の大納骨堂は50万円)

東京の納骨堂の数と、経営する団体

納骨堂は、法律で「他人の委託をうけて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設」と定められています(墓地、埋葬等に関する法律 第2条第6項)。なお、「永代供養」という言葉は法律にはなく、何を含むかは施設ごとに違います。

国の統計では、2024年度末の時点で東京都内の納骨堂は463施設あり、そのうち437施設を宗教法人が経営しています(地方公共団体は20施設、公益社団・財団法人は2施設)。また、東京都内の市区町村が許可した改葬(お墓の引っ越し)は、2024年度に12,982件で、2020年度の8,973件から増えています。(出典:e-Stat「衛生行政報告例」)

納骨堂の費用相場|調査の数字

鎌倉新書の「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」では、納骨堂の平均購入金額は81.5万円で、前年の79.3万円から2.2万円増えました。樹木葬は71.7万円、一般墓は152.0万円です。この調査は、2025年に「いいお墓」を通じてお墓を購入した人が対象で、地域別の平均は公表されていません。

前年の2025年の調査では、納骨堂を購入した人のうち、年間管理費が「かからない」と答えた人は46.7%でした。民営や寺院の納骨堂は、使用料のほかに毎年の管理料がかかるかどうかで総額が変わるため、使う年数分の合計で比べましょう。(出典:「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」(株式会社鎌倉新書「いいお墓」)(https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/12153/)、「第16回 お墓の消費者全国実態調査(2025年)」(株式会社鎌倉新書「いいお墓」)(https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/11248/))

納骨堂の種類と、いくつかの自治体の公営の納骨堂の料金の例は「納骨堂の費用相場」で解説しています。

都立霊園の料金と倍率(2026年度)

東京都立霊園には、墓石を建てる一般の墓所のほかに、継ぐ人がいなくても申し込める施設があります。次の施設は、使用料に管理料が含まれていて、毎年の管理料はかかりません。

施設使用料納め方2026年度の倍率
青山霊園(港区) 立体埋蔵施設940,000円使用の許可を受けた日から20年間は骨壺のまま施設内の棚に個別に納め、その後は共同埋蔵(20年を過ぎてから納める遺骨は、すぐに共同埋蔵)。遺骨は3体まで8.4倍
染井霊園(豊島区) 立体埋蔵施設1,501,000円同上2.8倍
多磨霊園(府中市) 合葬埋蔵施設遺骨1体 61,000円使用の許可を受けた日から20年間は骨壺のまま納め、その後は共同埋蔵8.6倍
小平霊園(東村山市) 合葬埋蔵施設遺骨1体 58,000円納骨の後、すぐに共同埋蔵19.4倍
八柱霊園(千葉県松戸市) 合葬埋蔵施設遺骨1体 131,000円(使用の許可から20年後に共同埋蔵)/53,000円(すぐに共同埋蔵)2つの方法から選ぶ1.4倍
多磨霊園 樹林型合葬埋蔵施設遺骨1体 95,000円(粉状の遺骨は31,000円)骨袋に入れ替えて、土に触れる形でほかの遺骨と一緒に埋蔵2.5倍
雑司ケ谷霊園(豊島区) 樹林型合葬埋蔵施設遺骨1体 112,000円(粉状の遺骨は37,000円)同上6.6倍

共同埋蔵とは、遺骨を骨壺から出して1体ずつ骨袋に入れ替え、ほかの方の遺骨と一緒に納めることです。立体埋蔵施設は共同埋蔵した後、合葬埋蔵施設と樹林型合葬埋蔵施設は納骨した後から、遺骨を返してもらうこと(改葬や自宅への引き取り)はできません。20年間骨壺のまま納める合葬埋蔵施設でも、その間に返してもらうことはできません。合葬埋蔵施設と樹林型の倍率は、体数で数えています。(出典:東京都「令和8年度 都立霊園の使用者を募集します」、令和8年度 都立霊園 使用者募集のしおり、東京都「令和8年度 都立霊園公募受付状況と抽選会について」)

都立霊園に申し込むときの条件

  • 募集は年1回:応募が募集数より多い場合は抽選になる。2026年度は6月12日〜7月3日に申込みを受け付け、8月14日に抽選が行われた。申込みは1人1か所まで。同じ世帯の複数の人が申し込むことはできない(合葬埋蔵施設と樹林型は除く)
  • 住んでいる期間:立体埋蔵施設は都内に続けて5年以上、合葬埋蔵施設と樹林型は3年以上(八柱霊園の合葬埋蔵施設は、都内か千葉県松戸市に3年以上)
  • 遺骨:今のお墓から移す遺骨(改葬の遺骨)でも申し込める。立体埋蔵施設は遺骨がある人だけが申し込め、合葬埋蔵施設と樹林型は生前の申込みもできる
  • 納骨の期限:立体埋蔵施設などは、使用の許可を受けた日から3年以内に納骨しないと、許可の取消しの対象になる
  • 今、都立霊園のお墓(一時収蔵施設を除く)を使っている人:そのお墓を東京都に返す(新しい使用の許可から180日以内に元の状態に戻す)ことが条件。小平霊園の一般埋蔵施設・芝生埋蔵施設と八王子霊園には申し込めない(小平霊園の合葬埋蔵施設は、返すことを条件に申し込める)。ただし、今、合葬埋蔵施設か樹林型を使っている人が、別の遺骨で合葬埋蔵施設か樹林型に申し込む場合は、返さなくてよい

今の都立霊園のお墓を返すときの手続きと費用は、霊園ごとに「多磨霊園の墓じまい費用と手続き」「小平霊園の墓じまい費用と手続き」「八柱霊園の墓じまい費用と手続き」「八王子霊園の墓じまい費用と手続き」でまとめています。

細かい条件は年度ごとの「申込みのしおり」で決まります。申し込む前に、その年度のしおりを確かめましょう。墓石を建てる一般の墓所の料金は「お墓を建てる費用と手順」、樹林型を含む樹木葬の費用は「樹木葬の費用相場」で解説しています。

都立以外の公営の合葬墓・樹林墓地(多摩地域)

都立霊園のほかに、多摩地域では、市や、市が共同でつくる組合が、継ぐ人がいなくても申し込める合葬式墓地や樹林墓地を運営しています。確認できた範囲で、次の4つの運営者の施設があります。申込みの条件を確認できた施設は、どれもその市(組合をつくる市)に住んでいることが条件です。23区の区営の合葬墓・納骨堂は、区の公式サイトを調べた範囲では見当たりませんでした(2026年11月確認)。

施設(運営)料金納め方主な申込みの条件・募集
緑町霊園 合葬式墓地の納骨室(八王子市)1体用125,000円、2体用250,000円(使用の許可のときに払う。毎年の管理料は不要)使用の許可の翌日から20年間は骨壺のまま納骨壇に納め、その後は合葬室で共同収蔵。納骨室にある20年の間は、遺骨を取り出せる八王子市に1年以上住民登録。継ぐ人がいない(子がいる場合は原則として当たらない)。まだ一度も埋葬・収蔵していない遺骨か、生前の申込み(お墓から移す遺骨と分骨は不可)。年1回の抽選で、2026年度の受付は10月に終了
緑町霊園 合葬式墓地の合葬室(八王子市)1名85,000円(管理料は不要)遺骨を納骨袋に移して共同収蔵申し込む日の1年以上前から八王子市に住民登録。継ぐ人がいない(いなくなる見込み)。まだ一度も埋葬・収蔵していない遺骨(お墓から移す遺骨と分骨は不可)。通年、インターネットで先着順
稲城・府中メモリアルパーク 合葬式墓地(稲城・府中墓苑組合)1体用178,200円、2体用356,400円(管理費を含む)使用の許可から20年間は骨壺のまま納骨壇に納め、その後は合葬室で共同埋蔵2025年6月1日以前から今まで、稲城市か府中市に住んでいる。お墓から移す遺骨(改葬)や生前でも申し込める。分骨は不可。年3回の先着順(郵送か持参)で、2026年度の第3回は11月10日〜12月9日
稲城・府中メモリアルパーク 樹林式墓地(同)1体用214,000円、2体用428,000円(管理費を含む)樹林の下の施設に共同埋蔵合葬式墓地と同じ
富士見霊園 合葬式墓地の納骨壇(羽村市)1体用140,000円、2体用280,000円使用の許可から20年間は骨壺のまま納骨壇に納め、その後は合葬室で共同埋蔵2026年度は8月〜9月に公募・抽選(申込みの条件は、市の公式サイトでは確認できなかった)
富士見霊園 合葬式墓地の合葬室(羽村市)1体20,000円遺骨を骨壺から取り出して共同で納める羽村市に3年以上住民登録・居住。今、納骨する遺骨があること(お墓から移す遺骨も可)。遺骨の祭祀を継ぐ人がいない(いなくなる見込み)こと。使用の許可から6か月以内に納骨する。随時、市役所の窓口で受付(電話・郵送は不可)
青梅市墓地公園 樹林墓地(青梅市)1体131,000円骨壺から納骨用の袋に移して共同埋蔵(骨壺は返却されない)2023年4月1日以前から続けて青梅市に住所がある。お墓から移す遺骨と分骨は不可。生前の申込みは本人の分だけで、1961年4月1日以前に生まれた人。年1回の抽選(2026年度は7月に受付)

料金は、各市・組合の公式の案内によります(八王子市・稲城府中墓苑組合・青梅市は令和8年度の募集の案内、羽村市は霊園の案内のページ)。税込か税抜かの記載はありません。納めた後に遺骨を返してもらえるかは施設ごとに違うため、申し込む前に、その年度の案内で確かめましょう。(出典:八王子市「令和8年度 市営霊園使用者の募集【定期】」・「市営霊園使用者の募集【通年】」・「区画墓地・合葬式墓地のご紹介」、稲城・府中墓苑組合「令和8年度 申込みのしおり」、羽村市「富士見霊園」・「合葬室の使用者を募集」・「令和8年度 市営富士見霊園墓地使用者募集結果及び抽選結果」、青梅市「樹林墓地使用者募集」・「令和8年度 樹林墓地使用者募集のしおり」)

民営・寺院の納骨堂を選ぶとき

都立霊園は募集の時期と条件が決まっているため、民営や寺院の納骨堂もあわせて比べておくと、選べる施設が広がります。厚生労働省の「墓地経営・管理の指針」は、墓地の経営主体について、地方公共団体が原則で、それが難しい場合も宗教法人や公益法人等に限られるとしています。販売の窓口が民間の会社でも、許可を受けた経営主体がどこかを確かめましょう。東京都の条例では、墓地の経営主体は地方公共団体・宗教法人(都内などに事務所があるもの)・公益法人とされ、墓地や納骨堂の許可は、23区は各区の保健所、多摩地域は各市役所などが行っています(東京都保健医療局「よくある質問(墓地・納骨堂・火葬場)」)。

2022年10月には、納骨堂が実質的に経営破綻し、遺骨の引き取りにも支障が生じている事案が報道されたとして、厚生労働省がこの指針の趣旨をふまえ、墓地や納骨堂の指導監督を徹底するよう自治体に求めました。(出典:厚生労働省「墓地経営・管理の指針等について」、厚生労働省 事務連絡(令和4年10月28日))

契約の前に確かめたいこと:

  • 許可を受けた経営主体はどこか(宗教法人・自治体・公益法人など)
  • 使用料と管理料の総額(使う年数分で計算する)
  • 個別に安置される期間と、期間が終わった後の扱い(更新できるか、合葬になるか)
  • 何体まで納められるか、遺骨1体ごとに料金がかかるか
  • 管理料を払えなくなったときの扱い
  • 解約したときに、払った使用料が戻るか(東京都の消費生活の相談の案内は、墓地を解約しても、支払った永代使用料は戻らないのが普通といわれている、としています。東京くらしWEB「数年前に購入した墓を解約する。永代使用料を返金してほしい。」)
  • 宗教・宗派の条件の有無
  • お参りできる時間と、交通の便

寺院の合祀墓・納骨堂の料金の例(公式サイトの記載)

寺院の施設は数が多く、料金や納め方、宗派の条件は寺院ごとに大きく違います。公式サイトに料金が書かれている例として、日蓮宗大本山の池上本門寺と、浄土宗大本山の増上寺の施設を挙げます。

施設(宗派・所在地)料金納め方主な条件
池上本門寺 池上廟(合祀墓)(日蓮宗・大田区)1名100万円(供養料50万円と香華料50万円。原則として一括で納める)。2名同時に申し込んでも減額はない33回忌まで納骨所に安置し、その後は合祀。13年を超えた改葬・埋葬の遺骨は、合祀を条件に相談に応じる。納めた遺骨は原則として返却しない日蓮宗の回向供養の精神を理解し、池上廟会員となることを承諾すれば、国籍や過去の信仰は問わない。会員には生前に法号を授ける
増上寺 大納骨堂(浄土宗・港区)納骨回向料50万円(管理料は不要)合葬。合葬で納めた遺骨は取り出せない後継者のいない方、お付き合いのある寺院(菩提寺)がない方など

税込か税抜かの記載はありません。料金は変わることがあるため、申し込む前に各寺院に確かめてください(2026年11月確認)。(出典:池上本門寺「墓地」、増上寺「ご納骨」)

都立霊園の抽選に外れたとき

都立霊園の募集は年1回のため、抽選に外れたときや、早めに納める先を決めたいときは、次の方法があります。

  • 多摩地域の市・組合の施設:稲城・府中墓苑組合は年3回の先着順、八王子市の合葬室は通年の先着順、羽村市の合葬室は随時の受付です(それぞれ、その市に住んでいることなどが条件。八王子市の合葬室は、お墓から移す遺骨では申し込めません)
  • 都立霊園の一時収蔵施設:墓所や納骨堂が見つかるまでの間、遺骨を預かる施設です。使用料は1年1,200円(令和8年4月1日現在)で、1年ごとに更新して最長5年まで。5年たったら遺骨を引き取ります。申込者の住民票の住所が東京都にあること(八柱霊園は東京都か千葉県松戸市)、一度も埋葬・収蔵したことのない遺骨で火葬許可証があること(お墓から取り出した遺骨は預けられない)、1年以内に墓所などを探す意志があることが条件です
  • 民営・寺院の施設:上の「契約の前に確かめたいこと」と寺院の料金の例を参考に、総額と納め方で比べます
  • 遺骨を郵送して、寺院に納めてもらうサービス:下のPRのような方法もあります

(出典:TOKYO霊園さんぽ「一時収蔵施設についてのご案内」(使用の条件)、「東京都霊園使用料・管理料・手数料一覧表」(令和8年4月1日現在)(使用料))

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遺骨を郵送して、お寺に納めたい方へ

株式会社goennの「おくるだけ、納骨」は、届いた専用キットで遺骨を送り、同社の提携の寺院(千葉県野田市・三重県鈴鹿市・東京都台東区)に納めてもらうサービスです。納め方は寺院ごとに違い、台東区の寺院は合祀の場所を設けておらず、遺骨の安置を受けるとしています。料金は88,000円(税込み。送骨キットと送料を含む)。申し込みには、遺骨に合わせて火葬許可証・改葬許可証・分骨証明書のいずれかと、本人確認書類が要ります。同社のサイトには、納骨後の遺骨は返還できないこと、遺骨の状態によっては預かれない場合があること、遺骨を発送した後はキャンセルも返金もできないことが書かれています。

※お墓から取り出した遺骨を送るときは、受入証明書が要るかを今のお墓がある市区町村で確かめてください。受入証明書を出してもらえるかや、どの寺院にどのような形で納めるかは、同社のサイトでお問い合わせください。

おくるだけ、納骨の公式サイトを見る →

墓じまいをして、東京の納骨堂へ移すとき

地方にある今のお墓の遺骨を東京の納骨堂へ移すときは、次の順で進めます。

  1. 移す先の納骨堂を決める(市区町村によっては、改葬の許可の申請に、移す先の使用許可証や受入証明書などを求められる)
  2. 今のお墓の管理者から、遺骨が埋蔵されていることの証明をもらう
  3. 今のお墓がある市区町村に改葬の許可を申請し、改葬許可証を受け取る(墓地、埋葬等に関する法律 第5条)
  4. 遺骨を取り出して、墓石を撤去する(閉眼供養などの法要を行う場合は、その前に行う)
  5. 改葬許可証を納骨堂に出して、納骨する(納骨堂の管理者は、改葬許可証などを受け取った後でなければ遺骨を収蔵できない。同 第14条第2項)

墓じまいでは、移す先の費用に加えて、今のお墓の墓石を撤去して更地に戻す工事の費用がかかります。鎌倉新書の「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」(「いいお墓」で資料請求や霊園見学をした人のうち、改葬・墓じまいを検討・実施した人が回答)では、改葬・墓じまいをした人の実施費用は「31万〜70万円」が31.3%で最も多く、約48%が70万円以下でした(撤去の費用だけか、移す先の費用も含むかの内訳は示されていません)。遺骨の移し先は、合祀・合葬墓が43.2%、樹木葬が24.1%、一般墓が14.3%、納骨堂が13.3%です。撤去の費用は石材店によって違うため、複数の見積もりを比べてから決めましょう。費用の内訳は「墓じまい費用の相場と内訳」で解説しています。(出典:「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」(株式会社鎌倉新書「いいお墓」)(https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/12200/))

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墓石の撤去工事の費用を、比べてから決めたい方へ

墓石ナビは、同社の審査を通った石材店から無料で一括見積もりを取れるサービスです。同社のサイトでは、墓じまい(墓石の撤去)を頼むときも、複数の石材店の見積もりを比べるよう案内しています。同社のサイトには、民営霊園のお墓は受け付けていないとも書かれているため、墓地の種類(公営・民営・お寺の墓地)と、霊園やお寺に指定の石材店があるかを、先に確かめてください。

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寺院墓地から移す場合、離檀料を払うことを定めた法律はありません。国民生活センターには、墓じまいを頼んだ菩提寺から、規約などの定めがなく根拠の分からない高額な離檀料を請求された、という相談が寄せられています。困ったときは、金額の根拠を確かめたうえで、消費者ホットライン(電話188)で近くの消費生活センターなどに相談できます。なお、自治体によっては、その自治体の公営墓地を返す人に、墓石の撤去費用を助成する制度があります。寺院墓地や民営霊園のお墓に使える自治体の補助は、確認できた範囲では見つかっていません(「墓じまいの補助金・助成金がある自治体」)。(出典:国民生活センター「墓・葬儀サービス」、消費者庁「消費者ホットライン」)

よくある質問

東京の納骨堂の費用は、いくらくらいですか?

東京だけの平均は、この調査では公表されていません。「いいお墓」を通じてお墓を購入した人への調査では、納骨堂の平均購入金額は81.5万円でした(鎌倉新書・2026年)。都立霊園では、使用の許可から20年間は骨壺のまま個別に納める立体埋蔵施設が94万円(青山霊園)と150.1万円(染井霊園)、合葬埋蔵施設が遺骨1体5.3万〜13.1万円です(2026年度)。

毎年の管理料がかからない施設はありますか?

あります。都立霊園の立体埋蔵施設・合葬埋蔵施設・樹林型合葬埋蔵施設は、使用料に管理料が含まれているため、毎年の支払いはありません。民営・寺院の納骨堂は施設によって違います。2025年の調査(2024年に「いいお墓」を通じてお墓を購入した人が対象)では、納骨堂の購入者の46.7%が、年間管理費は「かからない」と答えています。

地方のお墓の遺骨を、都立霊園に移せますか?

立体埋蔵施設・合葬埋蔵施設・樹林型合葬埋蔵施設は、今のお墓から移す遺骨(改葬の遺骨)でも申し込めます。ただし、申し込む人が都内に続けて3〜5年以上住んでいることなどの条件があり、年1回の募集に申し込み、応募が多い場合は抽選に当たる必要があります。

合葬にした後で、遺骨を取り出せますか?

都立霊園では、合葬埋蔵施設と樹林型合葬埋蔵施設は、納骨した後は改葬や自宅への引き取りはできません(20年間骨壺のまま納める方法でも同じです)。立体埋蔵施設は、共同埋蔵した後はできません。民営・寺院の納骨堂でも、合葬の後に遺骨を返してもらえるかどうかを、契約の前に確かめましょう。

都立霊園のほかに、東京の公営の合葬墓はありますか?

確認できた範囲では、多摩地域で、八王子市(緑町霊園)、稲城・府中墓苑組合(稲城・府中メモリアルパーク)、羽村市(富士見霊園)、青梅市(青梅市墓地公園)が、合葬式墓地や樹林墓地を運営しています。申込みの条件を確認できた施設は、どれもその市(組合をつくる市)に住んでいることが条件です。お墓から移す遺骨(改葬)でも申し込めると案内しているのは、稲城・府中墓苑組合と羽村市の合葬室で、八王子市と青梅市はできません(2026年度の案内)。23区の区営の施設は、区の公式サイトを調べた範囲では見当たりませんでした(2026年11月確認)。

生前に申し込めますか?

都立霊園の合葬埋蔵施設と樹林型合葬埋蔵施設は生前の申込みができ、立体埋蔵施設は遺骨がある人だけが申し込めます。都立霊園で20年間骨壺のまま納める期間は、使用の許可を受けた日から数えます。生前に申し込んで、使用の許可から20年を過ぎてから納骨すると、直接、共同埋蔵になります。八王子市・稲城府中墓苑組合・青梅市にも生前の申込みの区分があります(青梅市は、1961年4月1日以前に生まれた人が本人の分だけ)。

まとめ

  • 納骨堂の平均購入金額は81.5万円(「いいお墓」を通じてお墓を購入した人への2026年の調査)。この調査では、東京だけの平均は公表されていない
  • 都立霊園の立体埋蔵施設は94万円・150.1万円、合葬埋蔵施設は遺骨1体5.3万〜13.1万円、樹林型は1体9.5万〜11.2万円(粉状にした遺骨は3.1万〜3.7万円)。毎年の管理料はかからない(2026年度)
  • 都立霊園の募集は年1回で、応募が多いと抽選。都内に続けて3〜5年以上住んでいることが条件。今のお墓から移す遺骨でも申し込める
  • 民営・寺院の納骨堂は、経営主体・総額・期間が終わった後の扱いを契約の前に確かめる
  • 多摩地域では、確認できた範囲で、八王子市・稲城府中墓苑組合・羽村市・青梅市の合葬墓・樹林墓地がある。すぐに合葬する施設は1体2万〜8.5万円、20年間骨壺のまま納める施設は1体12.5万〜17.82万円、樹林墓地は1体13.1万〜21.4万円(各市と組合の公式の案内)。申込みの条件を確認できた施設は、どれもその市に住んでいることが条件
  • 墓じまいから移す場合は、撤去の費用と改葬の許可も必要

この記事で使った資料(2026年10月・11月に確認)


この記事を書いた人 大手葬儀会社Web事業部に3年間在籍。年間2,000件以上の葬儀集客・月数千万円超の広告運用・月間1,000万PV超のコンテンツ制作を担当した現場経験者が執筆しています。

※アイキャッチ画像は、AIで生成したイメージです。実在の霊園や墓所を写したものではありません。

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