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八王子霊園の墓じまい費用と手続き|都立霊園の返還と八王子市の改葬許可(無料・郵送可)

八王子霊園の墓じまい(都立霊園の返還と八王子市の改葬許可) 墓じまい

東京都八王子市にある都立霊園「八王子霊園」で墓じまいをするときの費用と手続きを、東京都霊園条例・規則と、東京都公園協会・八王子市の公式資料からまとめました。八王子霊園は墓域のすべてが芝生墓所のため、返すときに撤去するものが一般的なお墓と違います。遺骨を移すときの改葬許可は八王子市に申請し、手数料は無料で、郵送でも申請できます。費用は「東京都・八王子市に払うもの」と「見積もりで決まるもの」に分けて解説します。墓じまい全体の費用の相場は「墓じまいの費用相場」で解説しています。

この記事の結論

  • 八王子霊園は八王子市元八王子町にある東京都の霊園で、管理は指定管理者の東京都公園協会が行っている。墓じまいでは、八王子霊園管理事務所での証明・工事・返還の手続きと、八王子市での改葬許可の申請が必要になる
  • 墓じまい全体の費用は、いいお墓の2026年の調査で「31万円~70万円」が31.3%と最多(八王子霊園だけの調査は見当たらない)
  • 八王子霊園は墓域のすべてが芝生墓所。返すときの原状回復は「墓石(台石・線香立て・花立てを含む)の撤去」で、一般墓所のようなカロート・外柵の撤去や整地は示されていない
  • 埋蔵・収蔵証明書は1通400円。八王子市の改葬許可は手数料が無料で、郵送でも申請できる。改葬先の書類は写しでよい
  • 納めた使用料と管理料は原則として戻らない。戻るのは、使用許可を受けた日から3年以内にお墓の全部を返して原状に戻した場合の使用料の半額だけ(施設変更制度で移す場合は対象外)
  • 八王子市は改葬費用の補助金制度は「ありません」としている。東京都にも、都立霊園の墓じまいや返還に使える補助金は見当たらない(2026年11月確認)
  • 八王子霊園の中には合葬墓・一時収蔵施設・納骨堂がない。継ぐ人がいない場合は、東京都の「施設変更制度」で合葬式墓地へ移す方法がある(東京都公園協会の資料では移し先は小平霊園・八柱霊園で、実施の有無や受け入れる霊園は年度で変わる)

八王子霊園とは|場所と墓所の種類

八王子霊園は、昭和46年(1971年)4月1日に開園した、都立霊園の中で最も新しい公園墓地です。丘陵地の地形を生かして造られ、墓域のすべてが芝生墓所になっています。東京都霊園条例では、名前は「東京都八王子霊園」とされています。(出典:TOKYO霊園さんぽ「八王子霊園」、「都立霊園の概要」、東京都霊園条例 別表第一)

項目内容
名前東京都八王子霊園(都立霊園)
管理東京都が設置し、指定管理者の公益財団法人東京都公園協会が管理
管理事務所〒193-0826 東京都八王子市元八王子町3-2536。電話 042-663-1533(8時30分〜17時15分)。窓口は8時30分〜17時30分(書類の受付は16時30分まで)。休みは年末年始(12月29日〜1月3日)
交通JR・京王線「高尾」駅北口1番乗り場から西東京バス(「霊園正門経由」)で「霊園正門」下車、徒歩1分
開園面積644,305㎡

納骨(埋葬・改葬)、墓所の工事、墓所の返還、施設変更の手続きは、使っている霊園の窓口に限られます。八王子霊園のお墓なら、八王子霊園管理事務所で手続きします。都立霊園の事務所は、年末年始(12月29日〜1月3日)を除いて土曜・日曜・祝日も開いています。お墓を使う権利を示す唯一の証書である使用許可証に、使用者の名前とお墓の場所が書かれているので、最初に手元の許可証を見ておきましょう。(出典:「よくあるご質問」、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」。上の表は TOKYO霊園さんぽ「八王子霊園」 による。管理の行は 「都立霊園の概要」 による)

芝生墓所(芝生埋蔵施設)には、遺骨を納めるカロート(納骨室)があらかじめ設置されています。墓石・台石・拝石を置くことは義務ではなく、置く場合は大きさの上限が決まっています。カロートの改造や、囲障(外柵)を設けること、木を植えることはできません。八王子霊園には、合葬埋蔵施設・一時収蔵施設・納骨堂はありません。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、「都立霊園の概要」)

八王子霊園の墓じまい費用

八王子霊園だけの墓じまいの費用は、確認した範囲では公式資料にも民間の調査にも見当たりません(2026年11月確認)。ここでは、東京都・八王子市に払う費用、戻るお金、民間の調査、見積もりで決まる項目に分けて整理します。

東京都・八王子市に払う費用(2026年11月確認)

手続き窓口費用
埋蔵・収蔵証明書(改葬許可の申請に使う)八王子霊園管理事務所1通400円
改葬許可の申請八王子市(市民課戸籍担当)無料
墓石などの工事の届け出八王子霊園管理事務所届け出に伴い、工事のための土地の使用料がかかる(1㎡・1か月550円。1㎡未満は切り上げ)
年間管理料納入通知書または口座振替芝生埋蔵施設 1㎡・1年1,040円(4.00㎡の墓所なら年4,160円)
必要な場合:承継(名義変更)/使用許可証の再交付都立霊園の窓口など2,000円/1,400円

東京都に払う金額は令和8年4月1日現在のもので、管理料は1㎡未満の端数を1㎡に切り上げます。4.00㎡の例は、令和8年度の八王子霊園の募集区画(4.00㎡・管理料 年4,160円)によります。郵送で改葬許可を申請するときは、返信用封筒の切手代がかかります。料金は見直されることがあるため、最新の金額は管理事務所に問い合わせると確実です。(出典:「東京都霊園使用料・管理料・手数料一覧表」、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、東京都霊園条例施行規則 別表第二・第三、「令和8年度 東京都立霊園使用者の募集 申込みのしおり」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

返したときに戻るお金・戻らないお金

東京都霊園条例は、すでに納めた使用料と管理料は還付しないと定めています。例外として規則では、使用許可を受けた日から3年以内に、お墓の全部について返還の届け出と原状回復をしたときは、使用料の半額を還付するとしています。ただし、施設変更制度で合葬式の施設へ移す場合などは、この還付の対象から除かれます。還付を受けるには使用料還付請求書を出します。使用許可から3年を過ぎたお墓は対象外です(承継した場合の数え方は管理事務所に確かめてください)。(出典:東京都霊園条例 第15条、東京都霊園条例施行規則 第14条、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」)

管理料は、年度ごとにその年度の分を納めます。返す時期と管理料の扱いは、管理事務所に相談しましょう。なお、管理料を5年間納めないと、使用許可の取消しの対象になります。(出典:東京都霊園条例施行規則 第12条、東京都霊園条例 第21条、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、「よくあるご質問」)

民間の調査で見る墓じまいの費用

墓じまいの費用の公的な統計は、確認した範囲では見当たりません。民間の調査では、株式会社鎌倉新書の「いいお墓」が、改葬・墓じまいを実施した人に費用を価格帯で尋ねています。

墓じまいの実施費用回答の割合(2026年の調査)
30万円以下16.8%
31万円~70万円31.3%(最多)
151万円以上14.0%

表は、調査結果のページで示されている区分のうち3つを抜き出したもので、ほかの価格帯は省いています。調査は2026年1月16日から23日にインターネットで行われ、2024年10月から2025年9月に「いいお墓」で資料請求や霊園見学をした人のうち、改葬・墓じまいを検討または実施した733人が回答しました(費用の質問は実施した人が対象)。金額に何を含むかの定義は書かれていません。(出典:「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」(株式会社鎌倉新書「いいお墓」)(https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/12200/、調査結果の全文 https://guide.e-ohaka.com/research/survey_hakajimai_2026/)を基に当サイトで作成)

ほかの都立霊園との違い|改葬許可を出す市で書類が変わる

都立霊園の墓所の決まり(返還・還付・証明書の手数料)は共通ですが、改葬許可は霊園がある市に申請するため、必要な書類や申請の方法は市によって違います。多摩地域と松戸市にある4つの都立霊園を、各市の公式の案内で比べました(2026年11月確認)。表の「記載なし」は、市の案内ページに書かれていないという意味です。

都立霊園改葬許可の申請先手数料改葬先の書類郵送での申請
多磨霊園府中市(総合窓口課・各文化センター)無料使用承諾書(受入証明書・墓地使用許可証など)の原本とコピー記載なし
小平霊園東村山市(市民課 戸籍窓口)無料受入証明書(永代使用承諾書・墓地使用許可書など)の原本記載なし
八柱霊園千葉県松戸市(市民課・各支所)記載なし持ち物に記載なし(改葬許可証のほかに要る書類は、今の墓地や移す先の墓地などで確認するよう案内)記載なし
八王子霊園八王子市(市民課戸籍担当)無料使用許可証や受入証明書などの写し(原本は不要)できる(返信用封筒を同封)

(出典:府中市「改葬許可申請」、TOKYO霊園さんぽ「府中市に提出する改葬許可申請の際の委任状について」、東村山市「改葬許可(お墓のお引越し)申請について」、松戸市 よくある質問「お墓を移したい(改葬許可)」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

墓所の種類も霊園で違い、八王子霊園は墓域のすべてが芝生墓所です。都立霊園の手数料の一覧や、都内の区市の改葬許可の窓口は「東京都の墓じまい費用と手続き」でまとめています。

見積もりで決まる費用の内訳

費用は、①墓石などの撤去(原状回復)の工事、②遺骨の取り出し、③移し先の使用料、④東京都への手数料と工事のための土地の使用料、⑤法要を頼む場合のお布施、⑥返す年度の管理料、に分けると、抜けが出にくくなります。八王子霊園の芝生墓所で撤去するのは、墓石・台石・線香立て・花立てです(次の章のステップ5)。撤去する範囲が一般墓所より狭くても、費用は墓石の大きさや、基礎、廃材の運搬・処分の条件で変わります(出典:全国優良石材店の会「墓じまいの費用について」)。八王子霊園の撤去費用を示す公式の資料は見当たりません。墓所の面積と、墓石・台石・拝石などを置いているかを伝え、同じ条件で複数の業者に見積もりを頼むと比べやすくなります。見積書で見る項目は「墓じまいの見積もり」でまとめています。

八王子霊園の墓じまいの手続き|7つのステップ

東京都公園協会の使用の手引と、八王子市の改葬許可の案内をもとに、流れを7つに分けました。お墓に納めている遺骨を全て移す場合は、墓所の返還になります。

ステップ1:使用者(名義人)を確かめる

東京都への返還では、使用者(名義人)の実印と印鑑登録証明書が要ります。都立霊園のよくあるご質問では、使用者が亡くなったときは使用者の変更(名義変更)の手続きをするよう求めているため、使用者が亡くなっている場合は、まず承継(名義変更)の手続きをします。承継は理由によって必要な書類が変わるため、都立霊園の窓口か東京都公園協会霊園課(電話 03-3232-3151)に事前に相談してください。よくあるご質問では、名義変更の事務処理が終わるまで2か月程度かかるとされています。八王子市への改葬許可の申請は、原則として墓地の使用者(名義人)がします。使用者以外の人が申請するときは、申請書の承諾欄に使用者本人の直筆の署名が要ります(承諾書は別紙でもよい)。(出典:「よくあるご質問」、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

ステップ2:遺骨の移し先を決める

八王子市への申請では、改葬先の墓地の使用許可証や遺骨の受入証明書など、改葬先と受け入れが確認できる書類の写しを出します(原本は不要で、書式は任意)。移し先の管理者から発行してもらいましょう。移し先が2か所以上に分かれるときは、移し先ごとに申請書を作ります。(出典:八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

ステップ3:八王子霊園管理事務所で埋蔵・収蔵証明書をもらう

八王子霊園の窓口で使用許可証を見せ、「改葬許可申請に伴う埋蔵・収蔵証明書願」を出すと、「埋蔵・収蔵証明書」が発行されます(1通400円)。八王子市の改葬許可申請書には墓地管理者の証明欄があり、市の案内では「埋蔵証明は別紙可」とされています。遺骨が2体以上あるときは、2体目からを続紙に書き、申請書と続紙に墓地の管理者の割印(埋蔵証明と同じ印)をもらいます。証明書を何通取ればよいかと、証明欄・割印の扱いは、先に八王子霊園管理事務所と八王子市の市民課に聞いておくと、二度手間を防げます。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

ステップ4:八王子市に改葬許可を申請する

改葬の許可は、遺骨が今ある場所の市町村長が出します(墓地、埋葬等に関する法律 第5条第2項)。使用の手引にも、遺骨が納められている都立霊園がある市や区に改葬許可を申請するとあり、八王子霊園は八王子市にあるため、申請先は八王子市です。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

  • 窓口:市民部市民課戸籍担当(八王子市役所本庁舎1階4番窓口)だけ。ほかの事務所では扱っていない
  • 受付:午前8時30分〜午後5時(土曜・日曜・祝日は扱わない。月曜は混み合うことがある)
  • 郵送:〒192-8501 東京都八王子市元本郷町三丁目24番1号 八王子市役所 市民部 市民課戸籍担当へ。住所・宛名を書いて切手を貼った返信用封筒を同封する(定形郵便は110円切手。令和6年10月1日現在)。書類に不備があったときのため、昼間に連絡がつく電話番号を申請書に書く
  • 手数料:無料
  • 必要書類:墓地の管理者の埋蔵証明がある改葬許可申請書(使用者以外が申請するときは承諾欄も記入)、改葬先の使用許可証や受入証明書などの写し、遺骨が2体以上なら続紙。申請書と続紙の様式は、市のページからダウンロードできる
  • 問い合わせ:市民部市民課(戸籍担当)電話 042-620-7233

窓口で申請すると、受付から改葬許可証の発行まで時間がかかる場合があります。改葬許可証には原則として有効期限はありませんが、墓地の管理者によっては期限を定めている場合があります。なくすと申請を一からやり直す場合があるため、受け取ったら早めに遺骨を移しましょう。(出典:八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

ステップ5:工事を届け出て、遺骨を取り出し、原状に戻す

墓石などの工事をするときは、使用許可証を持って、あらかじめ「埋蔵施設設備工事施行届」と「埋蔵施設工事土地使用申請書」を霊園の窓口に出します(工事のための土地の使用料がかかります)。届け出のない工事は、すぐに中止して原状に戻すよう求められます。遺骨は、改葬許可証を管理事務所に見せて引き取ります。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、東京都霊園条例施行規則 第18条・第26条)

令和8年4月1日からは、改訂された「工事着手届」に加えて、工事の後の「工事完了届」を出すことも求められています。どちらも写真を付けるよう案内されていて、返還のための原状回復では、工事看板を置いた墓所の近景と、両隣の墓所を入れた遠景の写真が要ります。(出典:「墓所工事における着手届の提出について」、「墓所工事における着手届および完了届の提出について」(令和8年3月10日))

お墓を使わなくなったときは、自費で原状(当初貸付時の状態)に戻す決まりです。何を撤去するかは墓所の種類で決まっていて、八王子霊園の芝生墓所は次のとおりです。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、東京都霊園条例 第16条)

墓所の種類原状回復の内容
芝生墓所(八王子霊園はすべてこの種類)墓石(台石・線香立て・花立てを含む)の撤去
(参考)一般墓所墓石、カロート、囲障(外柵)の撤去、地固めと整地。樹木があれば伐採・抜根

拝石を置いている場合の扱いは、八王子霊園管理事務所に確かめてください。令和8年度の八王子霊園の募集区画は、前の使用者が返した墓所を貸し付けるもので、交換済みのカロートが設置され、拝石・台石は無い状態と説明されています。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、「令和8年度 東京都立霊園使用者の募集 申込みのしおり」)

ステップ6:墓所を返還する

返還は、八王子霊園の窓口に相談したうえで、次の書類をそろえて手続きします。場合によって同意書などが必要になることがあります。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、東京都霊園条例施行規則 第15条)

  • 使用者(名義人)の実印と、印鑑登録証明書(発行から3か月以内)
  • 都立霊園使用許可証
  • 埋蔵施設使用終了届(霊園の窓口にある)

ステップ7:移し先に納骨する

改葬許可証を移し先の墓地や納骨堂の管理者に出して、納骨の手続きをします。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」)

撤去工事を業者に頼む場合

改葬許可の申請書は、使用者(申請者)が自分で書いて、八王子市の窓口に出すか郵送できます。行政書士法は、行政書士や行政書士法人でない人が、他人の依頼を受けて、どのような名目でも報酬を得て、役所に出す書類などを作ることを業として行うことを禁じています(第19条・第1条の3。他の法律に定めがある場合などを除く)。石材店の見積もりに「改葬許可の申請」「役所手続き」などが入っているときは、申請書を誰が作るのかを確かめてください。(出典:八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」、e-Gov法令検索「行政書士法」)

使用の手引と工事の届け出の様式には、石材店を指定する記載は見当たりませんでした。届け出の様式には、使用者が工事を頼んだ工事施行者を書く欄があります。撤去と原状回復の工事は、芝生墓所であることと、墓所の面積、墓石・台石などを置いているかを伝えて、複数の石材店に見積もりを頼むと比べやすくなります。(出典:「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、東京都霊園条例施行規則 別記第14号様式「埋蔵施設設備工事施行届」)

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墓石の撤去工事の費用を、比べてから決めたい方へ

墓石ナビは、同社の審査を通った石材店から無料で一括見積もりを取れるサービスです。同社のサイトでは、墓じまい(墓石の撤去)を頼むときも、複数の石材店の見積もりを比べるよう案内しています。同社のサイトには、民営霊園のお墓は受け付けていないとも書かれているため、墓地の種類(公営・民営・お寺の墓地)と、霊園やお寺に指定の石材店があるかを、先に確かめてください。

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遺骨の移し先|八王子霊園の中に合葬墓はない

八王子霊園には、合葬埋蔵施設・一時収蔵施設・納骨堂がありません。都立霊園の合葬埋蔵施設は多磨霊園・八柱霊園・小平霊園に、樹林型合葬埋蔵施設は多磨霊園・小平霊園・雑司ケ谷霊園にあります。都立霊園の墓所の募集は年1回の公募で、令和8年度(2026年度)は6月12日から7月3日まで受け付けました。申込みの条件は霊園と区分ごとに違うため、その年度の「申込みのしおり」で確かめてください。今、都立霊園のお墓(一時収蔵施設を除く)を使っている人は、小平霊園の一般埋蔵施設・芝生埋蔵施設と、八王子霊園には申し込めません。それ以外の施設(小平霊園の合葬埋蔵施設を含む)に申し込む場合は、新しい施設の使用許可を受けた日から180日以内に、今の墓所を原状に戻して東京都に返すことが条件です。(出典:「東京都霊園使用料・管理料・手数料一覧表」、「都立霊園の概要」、「令和8年度 東京都立霊園使用者の募集 申込みのしおり」、東京都「令和8年度 都立霊園の使用者を募集します」)

お墓を継ぐ人がいない使用者には、今のお墓を返して遺骨を東京都の合葬式の施設に移す「施設変更制度」もあります。変更後の施設の使用料はかかりませんが、今のお墓を原状に戻す費用は使用者の負担です。移した遺骨は、骨壺から出して、ほかの方の遺骨と一緒に埋蔵されます。施設変更を申請した使用者と配偶者は、申請のときに生前予約をすると、将来同じ合葬埋蔵施設に埋蔵されることができます。東京都公園協会の資料では、移し先は小平霊園・八柱霊園の合葬式墓地で、年度によって実施の有無や受け入れる霊園、受付期間が違うため、毎年4月以降に問い合わせるよう書かれています。(出典:東京都霊園条例 第20条の2、「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」、「施設変更制度のご案内について」)

都立以外の東京の公営の合葬墓や、寺院の合祀墓の料金は「東京の納骨堂・永代供養の費用相場」でまとめています。なお、八王子市営の霊園(緑町霊園など)は、2026年度の案内では、お墓から移す遺骨(改葬の遺骨)では申し込めません。都立霊園の募集を待てないときや、条件に合わないときは、遺骨を郵送して寺院に納めてもらうサービスもあります。八王子市への改葬許可の申請では、移し先がどこであっても、改葬先の使用許可証や受入証明書などの写しが要ります(ステップ2)。(出典:八王子市「令和8年度(2026年度)市営霊園使用者の募集【定期】」「市営霊園使用者の募集【通年】」)

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遺骨を郵送して、お寺に納めたい方へ

株式会社goennの「おくるだけ、納骨」は、届いた専用キットで遺骨を送り、同社の提携の寺院(千葉県野田市・三重県鈴鹿市・東京都台東区)に納めてもらうサービスです。納め方は寺院ごとに違い、台東区の寺院は合祀の場所を設けておらず、遺骨の安置を受けるとしています。料金は88,000円(税込み。送骨キットと送料を含む)。申し込みには、遺骨に合わせて火葬許可証・改葬許可証・分骨証明書のいずれかと、本人確認書類が要ります。同社のサイトには、納骨後の遺骨は返還できないこと、遺骨の状態によっては預かれない場合があること、遺骨を発送した後はキャンセルも返金もできないことが書かれています。

※お墓から取り出した遺骨を送るときは、受入証明書が要るかを今のお墓がある市区町村で確かめてください。受入証明書を出してもらえるかや、どの寺院にどのような形で納めるかは、同社のサイトでお問い合わせください。

おくるだけ、納骨の公式サイトを見る →

よくある質問

八王子から遠くに住んでいても、墓じまいの手続きはできますか?

八王子市の改葬許可は、郵送でも申請できます(返信用封筒を同封)。八王子霊園での証明書の発行・工事の届け出・返還は霊園の窓口での手続きで、都立霊園の事務所は年末年始を除いて土曜・日曜・祝日も開いています。窓口に行く回数や、郵送で受け付けてもらえる書類があるかは、先に八王子霊園管理事務所(042-663-1533)に問い合わせておくと確実です。(出典:八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」、「よくあるご質問」、TOKYO霊園さんぽ「八王子霊園」)

八王子霊園の墓じまいに使える補助金はありますか?

八王子市は、改葬許可のページのよくあるご質問で、改葬費用の市の補助金制度は「ありません」としています。東京都にも、都立霊園の墓じまいや返還に使える補助金は見当たりませんでした(2026年11月確認)。東京都の決まりで戻るお金は、使用許可から3年以内にお墓の全部を返して原状に戻した場合の使用料の半額だけです(3年を過ぎたお墓と、施設変更制度を使う場合は対象外)。お墓を継ぐ人がいない場合は、施設変更制度を使うと移し先の使用料がかかりません。ほかの自治体の例は「墓じまいの補助金・助成金がある自治体一覧」でまとめています。(出典:八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」、東京都霊園条例施行規則 第14条、東京都霊園条例 第20条の2)

ほかのお墓の遺骨を、八王子霊園に移せますか?

令和8年度の募集では、八王子霊園の芝生埋蔵施設は、改葬骨(ほかのお墓から移す遺骨)や分骨では申し込めず、まだお墓に納めていない遺骨を持っている人が対象でした。申込者本人が都内に続けて5年以上住んでいることなども条件です。次の年度の条件は、その年度の「申込みのしおり」で確かめてください。(出典:「令和8年度 東京都立霊園使用者の募集 申込みのしおり」)

まとめ

  • 八王子霊園は八王子市にある東京都の霊園。改葬許可は八王子市(市民課戸籍担当・郵送も可)、証明・工事・返還の手続きは八王子霊園管理事務所
  • 埋蔵・収蔵証明書は1通400円。八王子市の改葬許可は無料で、改葬先の書類は写しでよい
  • 墓域のすべてが芝生墓所で、返すときは墓石(台石・線香立て・花立てを含む)を撤去する。納めた使用料と管理料は原則戻らず、許可から3年以内に全部を返して原状に戻した場合に限り、使用料の半額が戻る
  • 八王子市と東京都に、八王子霊園の墓じまいに使える補助金は見当たらない
  • 費用は、撤去工事・移し先・手続き・法要に分けて、同じ条件で見積もりを取って比べる

この記事で使った資料(2026年11月に確認)


この記事を書いた人 大手葬儀会社Web事業部に3年間在籍。年間2,000件以上の葬儀集客・月数千万円超の広告運用・月間1,000万PV超のコンテンツ制作を担当した現場経験者が執筆しています。

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