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犬(ペット)のお墓の費用と種類|火葬・霊園・納骨堂・庭・手元供養の料金の実例

犬のお墓の費用と種類(火葬から納骨までの料金の実例) 未分類

犬が亡くなったあと、火葬から遺骨を納めるまでにかかる費用を、自治体とペット霊園の公式サイトの料金表と、公表されている調査からまとめました。ペットのお墓の費用は、国の統計や業界団体の調査が見当たらないため、「相場」ではなく、料金表の実例と調査の平均として紹介します。

料金は2026年10月に各施設の公式サイトで確かめたもので、変わることがあります。最新の金額は各施設に確かめてください。猫の場合は「猫のお墓」、永代供養の料金の比べ方は「ペットの永代供養」、自宅での供養の品は「ペットの手元供養」で解説しています。

この記事の結論

  • 犬の火葬の料金は体重で変わる。取り上げた民間の霊園の料金表では、5kgまで(霊園により5kg未満・2〜5kgなど)の個別火葬が22,000〜37,700円、大型犬では東京動物霊園の30〜50kgの個別葬が49,500円、慈恵院の大型犬の個別一任葬が65,000円の例がある(税込み)。自治体の引き取りは1頭1,000〜6,500円の例があるが、遺骨の扱いを書いている港区・目黒区・横浜市・大阪市・名古屋市では遺骨は返らない
  • 遺骨を納める先は、合同墓・納骨堂・個別のお墓・人と一緒に入るお墓・自宅の庭・手元供養。合同墓は火葬の料金に含まれる例や3,000〜22,000円の例、石碑のお墓は131,800〜708,800円に年間の使用料が加わる例がある
  • 料金のほかに、遺骨が返るか、年間の管理料と払えなくなったときの扱い、骨壺の大きさ、迎えや届けを含めた総額を確かめる。犬が亡くなったら、市区町村への死亡の届け出が必要(マイクロチップの登録機関への届け出で済む市区町村もある)

犬が亡くなったあとの3つの選択肢

環境省の審議会の資料(2010年)は、ペットの死体の処理の現状として、主に次の3つを挙げています。(出典:環境省 中央環境審議会 動物愛護管理のあり方検討小委員会 第8回 資料1)

  1. 飼い主が自分で処理する(自己所有地への埋葬など)
  2. 自治体(清掃局など)に処理を頼む(焼却)
  3. 民間の事業者や寺院などに頼む(火葬、返骨、埋葬など)

なお、政府の答弁書(2004年)は、人の埋葬などを定めた「墓地、埋葬等に関する法律」は動物には適用されないとし、動物霊園の施設の設置や運営について、政府による許可などの制度は無いとしています。(出典:内閣衆質161第26号 答弁書(2004年10月29日))

自治体に頼む

自治体の引き取りや火葬の例は次のとおりです(金額は1頭あたり)。

自治体料金遺骨の扱い
東京都港区・目黒区25kg未満 3,000円合同火葬のため返却できない
横浜市出張回収 6,500円、戸塚斎場への持ち込み 3,000円(横浜市民だけ)横浜ペット霊園協会の共同埋蔵施設に埋蔵され、返却できない
大阪市5kg未満 1,700円、5〜10kg 2,100円、10kg以上 2,800円合同焼却で、骨灰の返却やお参りはできない
名古屋市(八事斎場)5kg未満 1,100円、5〜15kg 2,200円、15〜50kg 4,400円(箱を含めた重さ)ほかの動物とまとめて火葬し、立会いや収骨はできない

東京23区は区ごとに金額が違い、世田谷区は25kg未満を3,100円で引き取ります。福岡市は飼い主がいる場合1体1,000円で引き取り、埋葬や火葬を希望する場合は民間のペット霊園・葬祭業者に頼むよう案内しています。(出典:港区、目黒区、世田谷区、横浜市、大阪市、名古屋市、福岡市)

民間のペット霊園や火葬業者に頼む

民間では、霊園の火葬炉で火葬するほか、火葬炉を積んだ車で自宅まで来てもらう方法(移動火葬車)もあります(福岡ペットセレモニーの個別火葬など)。移動火葬車は、堺市が2022年1月から事前の届け出制に、箕面市が許可制にするなど、条例で決まりを設けている自治体もあります。(出典:福岡ペットセレモニー「プラン・火葬料金」、堺市、箕面市)

自宅の庭に埋める

上の環境省の資料は、処理の現状の1つに「自己所有地への埋葬等」を挙げています。なお、宮城県登米市は、敷地内にあるノラ猫やタヌキなどの動物の死骸について、敷地内に埋める場合は「1m以上の深さの穴を掘る」(衛生管理と野生動物の掘り返し防止のため)と案内しています。これは自分の敷地にある動物の死骸の処理の案内で、ペットの埋葬についての案内ではありません。

同じ案内で登米市は、こうした死骸を他の人の土地や公共の場所に運んで捨てたり埋めたりすることは「不法投棄(法律違反)」になるとしています。公園も、たとえば神奈川県の都市公園条例は「土地の形質を変更すること」を禁じています。借りている家や土地の場合は、埋める前に持ち主に確かめましょう。(出典:登米市「敷地内の動物死骸処理について」、神奈川県)

犬が亡くなったら、市区町村への死亡の届け出が必要

狂犬病予防法により、犬を登録している飼い主は、犬が死亡したら30日以内に市区町村長に届け出なければなりません(第4条第4項)。届け出をしなかった場合の罰則(20万円以下の罰金)も定められています(第27条)。

マイクロチップの情報を登録している犬は、動物愛護管理法により、遅滞なく環境大臣へ死亡を届け出ることも必要です(第39条の8)。手続きは、指定登録機関のサイト「犬と猫のマイクロチップ情報登録」にあります。「狂犬病予防法の特例制度」に参加している市区町村では、この登録機関に死亡を届け出れば、市区町村への手続きが要らなくなる例があります(相模原市)。市区町村への届け出の方法は、お住まいの市区町村の案内で確かめてください。(出典:e-Gov法令検索「狂犬病予防法」「動物の愛護及び管理に関する法律」、犬と猫のマイクロチップ情報登録、相模原市「飼い犬の登録や狂犬病予防注射について」)

犬の火葬の料金は体重で変わる

民間の霊園の火葬には、主に次の3つの形があります。呼び方は施設によって違います。

  • 合同火葬:ほかの動物と一緒に火葬する。この記事で取り上げた民間の霊園では、遺骨は霊園の合同墓に納める
  • 個別火葬:1体ずつ火葬し、施設の人が遺骨を拾って骨壺に入れて返す
  • 立会火葬:個別火葬に家族が立ち会い、自分たちで遺骨を拾う

民間の霊園の料金表の実例

東京動物霊園(東京都北区)の料金表は次のとおりです(税込み)。体の大きさの目安と犬種は、霊園が示しているものです。

区分(霊園が示す目安)合同葬個別葬立会葬
小:5kg未満(チワワ、ヨーキーなど)14,300円22,000円44,000円
中:5〜10kg(シーズー、ミニチュアダックス、キャバリアなど)19,800円27,500円49,500円
中の大:10〜20kg(柴、パグ、ビーグルなど)25,300円33,000円55,000円
大:20〜30kg(ラブラドール、ハスキーなど)30,800円38,500円60,500円
特大:30〜50kg(ゴールデン、シェパードなど)41,800円49,500円71,500円

霊園まで連れて行くと、合同葬と個別葬は2,200円引きになります。50kgを超えると20kgごとに5,500円が加わります。個別葬で遺骨を届けてもらうと5,500円が加わり、迎えの地域によっては2,200円か3,300円がかかります。(出典:東京動物霊園「料金表」)

ほかの霊園の料金表の実例です。

霊園区分合同火葬個別火葬立会火葬
ヤマトペット霊園(東京都杉並区・税込み)〜5kg(猫・小型犬)16,300円37,700円50,900円
同上〜10kg(中型犬)25,500円43,800円61,100円
同上〜15kg(中大犬)31,600円53,000円66,200円
福岡ペットセレモニー(福岡県・税込み)2〜5kg18,700円22,000円24,200円
同上10〜15kg27,500円30,800円33,000円
同上30〜35kg49,500円52,800円55,000円
慈恵院 付属多摩犬猫霊園(東京都府中市・税込み)小型犬・中型犬23,000〜30,000円38,000〜46,000円60,000〜68,000円
同上大型犬51,000円65,000円87,000円

ヤマトペット霊園の個別火葬と立会火葬の料金には骨壺や迎えなどが、合同火葬の料金には引き取りと1年分の年間管理費が含まれ、2年目からは年3,300円(税込み)か、永代管理の10,000円が別にかかります(大型犬は問い合わせ)。福岡ペットセレモニーは45kgまで5kgごとの料金で、表はその一部です。慈恵院は犬種で区分し(柴犬やコーギーは中型犬、ラブラドールやゴールデンは大型犬)、個別一任葬と立会家族葬には命日から2年間の納骨堂の利用が含まれます。同じ犬種でも区分は施設で違い、パグは東京動物霊園では10〜20kg、福岡ペットセレモニーでは5〜10kgの目安です。(出典:ヤマトペット霊園「ご火葬の料金」、福岡ペットセレモニー「プラン・火葬料金」、慈恵院 付属多摩犬猫霊園「ペットの葬儀料金」・公式サイトの料金表)

公営の施設で遺骨を持ち帰れる例

公営でも、遺骨を持ち帰れる施設があります。

施設料金(住民)遺骨と条件
横浜市 戸塚斎場1kg未満 10,000円、1〜5kg 20,000円、5〜25kg 25,000円、25〜50kg 30,000円骨壺に納めて持ち帰る(骨壺代込み)。横浜市民だけ
倉敷市中央斎場(税込み)収骨あり 17,600円、収骨なし 12,100円収骨ありはコーヒーカップ大のお骨入れ1個つき。市民以外は30,800円・24,200円
大館市ペット霊園3kg未満 3,500円、3〜15kg 7,000円、15〜30kg 9,300円、30kg以上 11,700円持ち帰る場合は入れ物を持参。市外は倍額

横浜市の重さは棺などを含めた重さで、棺の外径が長さ100cm・横幅60cm・高さ35cm以内、重さ50kg未満でないと火葬できず、15kg以上の個別火葬は1日1体(13時)だけです。名古屋市の八事斎場にも、箱の大きさと、箱を含めて50kg未満という条件があります。青森県五所川原市は、単独火葬なら遺骨を引き取れます。大きな犬は、大きさと重さの条件を先に確かめましょう。(出典:横浜市、倉敷市、大館市、名古屋市、五所川原市)

遺骨を納める場所の種類と料金

火葬のあとは、遺骨をどこに納めるかを決めます。種類ごとの料金表の実例は次のとおりです。

種類内容料金表の実例
合同墓(合祀)ほかのペットの遺骨と一緒に納める慈恵院:合同葬の料金に埋葬料と永代供養料を含み、その後の費用なし/東京動物霊園:他の霊園で火葬した遺骨は22,000円、維持費なし(税込み)/福岡ペットセレモニー:埋葬料5,000円(税抜き)/仙台市:3,000円(仙台市民のみ)
納骨堂建物の中の棚などに骨壺を置く東京動物霊園:一般棚は使用権料無料、管理料 年5,500円、2年ごとの更新料5,500円(税込み)。ほかの霊園で火葬した遺骨は、別に納骨料22,000円/慈恵院:慈恵院で個別一任葬・立会家族葬をした場合、命日から2年間無料。その後は2年ごとに30,000円(税の表示なし)/ヤマトペット霊園:個別霊座0〜550,000円、管理費 年6,600〜23,100円(税込み)
個別のお墓霊園の区画に石碑を建てる大阪稲荷山動物霊園:石碑墓地131,800〜708,800円、ほかに継続使用料 年7,350円(税込み)
人と一緒に入るお墓家族とペットが同じ区画に入るてんのうじペット霊園:聖苑墓地150万円〜、年間管理料1万2千円〜(お布施の目安)/大阪北摂霊園:ペット共葬専用型の樹木葬 使用料1契約145〜180万円
自宅の庭自分の土地に埋める施設の料金はかからない
手元供養遺骨を自宅に置く大野屋:ミニ骨壷 スフェール 7,700円/ディアペット:クリメイションボックス 13,900円(税込み)

合同墓は、あとから遺骨を返してもらえない例があります(仙台市・宮城県富谷市)。永代供養の料金や、合同墓に移る条件の比べ方は「ペットの永代供養」で詳しく解説しています。(出典:慈恵院・よくあるご質問、東京動物霊園、福岡ペットセレモニー、仙台市、富谷市、ヤマトペット霊園、大阪稲荷山動物霊園、てんのうじペット霊園、大阪北摂霊園)

自宅に置く(手元供養)

遺骨を自宅に置く手元供養の品は、ペット専用のものに限りません。メモリアルアートの大野屋は「当社の手元供養の品物は人用、ペット用という区別はありません」としています。公式の通販の価格の例は次のとおりです(税込み)。

  • 大野屋:ミニ骨壷 スフェール(真鍮)7,700円、ミニ仏壇 まどか 65,230円〜
  • ディアペット(ペット専用):ペット仏壇 クリメイションボックス(骨壷収納4寸・3寸)13,900円、同 Lサイズ(中型犬)27,200円

ディアペットに中型犬用のLサイズがあるように、犬の大きさで骨壺や仏壇の大きさが変わります。品の選び方は「ペットの手元供養」で解説しています。(出典:メモリアルアートの大野屋「手元供養」、大野屋 公式ストア、ディアペット「クリメイションボックス」「同 Lサイズ」)

自宅に置ける小さなお墓という形もあります。家墓(かぼ)は、株式会社ファーストインダストリーズが販売する御影石の小さなお墓で、中に遺骨を納めます。価格には正面の彫刻・塗装が含まれ、おひとりさま用は67,800円(幅16×奥行16×高さ18cm)、おふたりさま用は97,800円(幅26×奥行16×高さ18cm)で、公式サイトでは、おふたりさま用を「ご夫婦・パートナー・ペットと一緒にお休み頂けます」と案内しています(いずれも税込み。送料2,200円が別にかかります)。ただし、納められる骨壺は2.0〜2.5寸まで(幅約75mm×高さ約90mmまで)です。これは東京動物霊園が「猫・小型犬が収まる程度」とする3寸より小さいため、小型犬でも遺骨の一部だけを納める形になる場合があります。公式のよくある質問では、入りきらない遺骨は、寺院で永代供養したり海洋散骨したりしているようだ、と案内しています。また、公式サイトのペットについての案内は、人とペットが一緒に入る場合のものです。犬だけで使う場合や、今の骨壺の大きさで入るかは、購入の前に販売元に確かめましょう。(出典:家墓 公式サイト、東京動物霊園「納骨」)

人の遺骨を自宅の小さなお墓に納めるときの値段の例と、お墓から遺骨を取り出して自宅に置くときの手続きは「小さなお墓(自宅墓)の値段」でまとめています。

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遺骨を自宅に置くなら、小さなお墓という形もあります

家墓(かぼ)は、自宅に置ける御影石の小さなお墓です。中に2.0〜2.5寸までの骨壺(幅約75mm×高さ約90mmまで)を納め、正面に名前などを彫れます。今お使いの骨壺がこれより大きいときは、遺骨の一部を移す形になります。おひとりさま用は67,800円、おふたりさま用は97,800円で、公式サイトでは、おふたりさま用を「ご夫婦・パートナー・ペットと一緒に」使えると案内しています(いずれも税込み。送料2,200円と骨壺の代金が別にかかります)。

家墓(かぼ)の公式通販サイトを見る →

ペットの葬儀にかかった費用の調査

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社は、保険金の請求データから、葬儀に関する費用の平均を集計しています。

区分2025年度の平均2019年度の平均
小型犬34,088円30,692円
中型犬37,757円35,959円
大型犬54,252円50,037円
猫32,008円27,065円
全体35,054円31,792円

この集計は、葬儀費用などを最大3万円まで補償する特約を付けた人のうち、葬儀に関する費用の保険金を請求した人(2025年度は2,933名)の平均です。火葬費用を含む葬儀に関する費用全体が対象で、個別火葬か合同火葬かの区分はなく、小型犬・中型犬・大型犬の区分の基準も発表資料には書かれていません。犬を飼う人全体の平均ではない点に注意してください。(出典:ペット保険「PS保険調べ」(ペットメディカルサポート株式会社、2026年8月5日発表))

料金のほかに確かめること

遺骨が返るか

自治体の合同火葬は、この記事で取り上げた例(港区・目黒区・横浜市・大阪市・名古屋市)では遺骨が返りません。取り上げた民間の霊園の合同火葬も、遺骨は合同墓に納める形です。遺骨を手元に残したい場合や、納骨堂・お墓に納めたい場合は、個別火葬を選びます。横浜市は、個別火葬で持ち帰った遺骨を、あとから合同火葬の共同埋葬施設に納めることはできないとしています。

年間の管理料と、払えなくなったときの扱い

納骨堂や個別のお墓は、最初の料金のほかに年間の管理料がかかる例があり、2年ごとの更新の例もあります(東京動物霊園)。大阪稲荷山動物霊園は、継続使用料を納めないと「共同墓地に移骨」するとし、35年分を一括で払うと永代に使えるとしています。何年でいくらになるか、払えなくなったらどうなるかを、契約の前に確かめましょう。

骨壺の大きさ

東京動物霊園は、納骨堂の一般棚・中央棚に預かれる骨壺を「3寸(猫・小型犬が収まる程度)迄」とし、4寸以上は3寸の骨壺に分骨すると案内しています(骨壺・覆代3,300円・税込み)。納骨堂の棚や仏壇は、骨壺の大きさで入るかどうかが決まるため、犬の骨壺の大きさを伝えて確かめましょう。

迎えや届けを含めた総額

環境省の審議会(中央環境審議会の小委員会)が2010年に行ったヒアリングでは、日本ペット訪問火葬協会の理事長が、業者を選ぶときは「火葬にかかる費用の総額」を確かめるよう述べています。料金表の実例でも、迎えや遺骨の届けが別料金の施設(東京動物霊園の届け料5,500円、大阪稲荷山動物霊園の迎え3,000〜5,000円、福岡ペットセレモニーの出張料金は福岡市などは無料でほかの地域は3,300円か5,500円、など)と、迎えの対応地域なら料金に含む施設(ヤマトペット霊園)があります。移動火葬車に頼むときは、条例で届け出や許可が必要な自治体では、その手続きを済ませた業者かも確かめましょう(箕面市は許可した業者を市のページに載せています)。(出典:環境省 動物愛護管理のあり方検討小委員会のヒアリング(2010年11月8日)、各霊園の料金表、福岡ペットセレモニー「対応エリア」、箕面市)

よくある質問

犬を自宅の庭に埋めてもいいですか?

環境省の資料は、2010年当時のペットの死体の処理の現状の1つに「自己所有地への埋葬等」を挙げています。これは処理の実態を並べたもので、埋めてよいかどうかを示したものではありません。公園は、たとえば神奈川県の都市公園条例が「土地の形質を変更すること」を禁じています。借りている家や土地なら、持ち主に確かめましょう。個々の扱いは、お住まいの市区町村に確かめてください。

犬と一緒に、人のお墓に入れますか?

墓地によって違います。宮城県富谷市の市営墓地は「納骨できる焼骨は人骨のみ」とし、北九州市も「市立霊園では、ペットの納骨はお断りしています」と案内しています。一方、大阪北摂霊園(公益財団法人大阪府都市整備推進センター)は、ペット共葬専用型の樹木葬を使用料1契約145〜180万円、集合型を55〜60万円程度と案内しています(2026年1月29日付の記事・税の表示なし)。てんのうじペット霊園の聖苑墓地や、千の風みらい園(東京都大島町)の樹木葬も、ペットと一緒に入れます。今のお墓に入れたい場合は、墓地の管理者に確かめましょう。(出典:富谷市、北九州市、大阪北摂霊園、てんのうじペット霊園、千の風みらい園)

自治体に頼んでも遺骨は返ってきますか?

この記事で取り上げた自治体の引き取りや合同火葬(港区・目黒区・横浜市・大阪市・名古屋市)は、ほかの動物と一緒に火葬・焼却するため、遺骨は返りません。横浜市の戸塚斎場(個別火葬)や倉敷市中央斎場(収骨あり)のように、遺骨を持ち帰れる公営の施設もあります。

大型犬も火葬できますか?

東京動物霊園には30〜50kgの「特大」の区分があり、50kgを超えると20kgごとに5,500円が加わります。公営の施設には上限がある例があり、横浜市の戸塚斎場と名古屋市の八事斎場は棺や箱を含めて50kg未満、港区・目黒区・世田谷区の引き取りは25kg未満が対象です。

まとめ

  • 犬の火葬の料金は体重で変わる。民間の霊園の個別火葬は、5kgまでで22,000〜37,700円、大型犬で49,500円(東京動物霊園の30〜50kg)や65,000円(慈恵院)の例(税込み)
  • 自治体の引き取りは1頭1,000〜6,500円の例があるが、遺骨の扱いを書いている港区・目黒区・横浜市・大阪市・名古屋市では遺骨は返らない。遺骨を持ち帰れる公営の施設もある
  • 納骨堂やお墓は、年間の管理料と、払えなくなったときの扱いまで含めて比べる
  • 骨壺の大きさや、迎えや届けを含めた総額も確かめる。犬が亡くなったら、市区町村への死亡の届け出が必要

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遺骨を自宅に置くなら、小さなお墓という形もあります

家墓(かぼ)は、自宅に置ける御影石の小さなお墓です。中に2.0〜2.5寸までの骨壺(幅約75mm×高さ約90mmまで)を納め、正面に名前などを彫れます。今お使いの骨壺がこれより大きいときは、遺骨の一部を移す形になります。おひとりさま用は67,800円、おふたりさま用は97,800円で、公式サイトでは、おふたりさま用を「ご夫婦・パートナー・ペットと一緒に」使えると案内しています(いずれも税込み。送料2,200円と骨壺の代金が別にかかります)。

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この記事で使った資料(2026年10月に確認)


この記事を書いた人 大手葬儀会社Web事業部に3年間在籍。年間2,000件以上の葬儀集客・月数千万円超の広告運用・月間1,000万PV超のコンテンツ制作を担当した現場経験者が執筆しています。

※アイキャッチ画像は、AIで生成したイメージです。実在の霊園や墓所を写したものではありません。

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