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手元供養の種類と値段【2026年】ミニ骨壺・遺骨ペンダント・小さなお墓など公式サイトの価格の例

手元供養の種類と値段 公式サイトの価格の例と決まり 手元供養

遺骨の一部や全部を自宅に置いたり、身につけたりして供養する「手元供養」を考えている方に向けて、主な種類と値段を、販売元の公式サイトに載っている価格の例でまとめました。遺骨を自宅に置くときの法律の扱い、遺骨を分けるときの証明書、残りの遺骨の行き先も、東京都や市の公式の案内と法令をもとに解説します。

この記事の結論

  • 手元供養の品物の値段を調べた公的な統計は、確認した範囲では見当たらない。公式サイトの価格の例では、ミニ骨壺が660円〜、遺骨ペンダントが19,800円〜、遺骨リングが37,400円〜、自宅に置く御影石の小さなお墓が67,800円〜、遺骨ダイヤモンドが270,000円〜(いずれも税込み・この記事で取り上げた例。送料や骨壺の代金が別にかかるものがある)
  • 同じ種類でも、素材で値段が大きく変わる(遺骨ペンダントはステンレス19,800円、K10は169,400円〜)。送料や骨壺が別にかかるものもある
  • 墓地、埋葬等に関する法律には、自宅で遺骨を保管することについての規定はない(東京都保健医療局)。ただし、庭など墓地でない場所に遺骨を埋めることはできない
  • 小さな骨壺やペンダントに入るのは遺骨のごく一部。残りの遺骨の行き先と、自分が供養を続けられなくなったときに誰が引き継ぐかも決めておく

手元供養とは

「手元供養」という言葉は法律にはありません。この記事では、遺骨の一部または全部を、小さな骨壺に入れて自宅に置いたり、ペンダントなどに納めて身につけたりして供養することを、手元供養と呼びます。お葬式の後に遺骨の一部を手元に残す場合と、墓じまいでお墓から取り出した遺骨の一部を残す場合があります。

手元供養の種類と値段(公式サイトの価格の例)

手元供養の品物の値段を調べた公的な統計や調査は、確認した範囲では見当たりませんでした(2026年11月確認)。そのため、この記事では「相場」を言い切らず、販売元の公式サイトに載っている価格の例として示します。価格はいずれも税込みで、2026年11月4日に確かめたものです。

種類公式サイトの価格の例(販売元)遺骨の納め方・入る量など
ミニ骨壺「骨壷 白2.0」660円(送料770円が別。株式会社はせがわ)/「せらん」9,350円・「きらら」17,600円(送料込み。株式会社メモリアルアートの大野屋)骨壷 白2.0は直径6.6cm×高さ7.2cm。せらんは内容量45cc、きららは30cc
遺骨ペンダントステンレス「プチ」19,800円、チタン27,500円、K10は169,400円から(送料込み。大野屋)細かくした遺骨や遺灰を少量、ペンダントの中のポケットに自分で納める(大野屋の例)
遺骨リングシルバー925の指輪 37,400円〜51,700円(送料込み。大野屋)/「HOSHIリング」シルバー925 44,000円、K10 112,000円(株式会社インラビングメモリー「ディアファミリー」)大野屋は細かくした遺骨を少量、自分で納める形。ディアファミリーは遺骨を自分で郵送し、職人が樹脂で封入する形で、遺骨が店に届いてから完成まで約50日(注文後のキャンセル・返品はできないとしている)
自宅に置く御影石の小さなお墓家墓 おひとりさま用 67,800円(送料2,200円と骨壺の代金が別。株式会社ファーストインダストリーズ 家墓事業部)※当サイトの広告主/自宅墓「おくぼ」セット 90,000円(税・送料込み。2寸壺を含む。山野石材株式会社)家墓は2.0〜2.5寸までの骨壺を納める。おくぼは2寸壺を納める
遺骨ダイヤモンド0.25ctの琥珀色(アンバー)で270,000円から(LONITÉ)/カットした0.20ctで682,000円から、カットしない原石なら0.25ctで583,000円から(有限会社アルゴダンザ・ジャパン)遺骨などから人工のダイヤモンドを作る。どちらもスイスで製作。アルゴダンザは遺骨が通常400g以上要るとしている
粉骨(遺骨を粉状にするサービス)骨壺の大きさ3寸で7,700円〜6〜7寸で16,500円(株式会社Aクルーズ「ご遺骨サポートこころ」の一般粉骨)/4寸以下16,500円〜8寸以上27,500円(家族葬のファミーユ 宮崎県のページ)郵送で頼む場合、送るときの送料などが別にかかる。お墓から取り出した遺骨は湿気を含むため、洗骨・乾燥が別に要ることがある(こころの洗骨・乾燥は23,100円)

同じ種類でも、素材や大きさで値段が大きく変わります。たとえば大野屋の遺骨ペンダントは、ステンレスの19,800円から、プラチナとダイヤモンドを使った1,100,000円のものまであります。遺骨ダイヤモンドは、大きさ(カラット)や色、カットで値段が変わり(LONITÉの270,000円は琥珀色の価格で、無色のものはより高くなります)、アルゴダンザ・ジャパンの価格表では最も大きい2.00ctの原石が5,005,000円です。完成までの期間は、アルゴダンザ・ジャパンが通常6か月から8か月程度、LONITÉが価格のページで通常約6か月(大きさや色などによっては、さらに時間がかかる)としています。申込みの前に、期間と、指輪などのジュエリーに仕立てる費用が別かどうかを確かめましょう。

粉骨は、小さな骨壺に納めやすくするために、遺骨を粉状にするサービスです。ご遺骨サポートこころは、お墓から取り出した遺骨は湿気を含んでペースト状になるため、洗骨・乾燥が必要としています。散骨では、厚生労働省のページに載っている散骨事業者向けのガイドラインが、遺骨を形が分からないように粉状に砕くとしています。手元供養で粉骨が要るかどうかは、納める品物の大きさで変わります。

(出典:株式会社はせがわ「骨壷 白2.0」、株式会社メモリアルアートの大野屋「Soul Jewelry 公式オンラインストア」のミニ骨壷・遺骨ペンダント(「プチ」・K10)・リングの販売ページ、ディアファミリー「HOSHIリング シルバー」、山野石材株式会社「自宅墓「おくぼ」」、家墓(かぼ)公式サイト・通販サイト「家墓.jp」、LONITÉ「価格」、有限会社アルゴダンザ・ジャパン「価格」・「製造工程」・「ピュア・ダイヤモンド」、ご遺骨サポートこころ「料金一覧」、家族葬のファミーユ「粉骨のご案内」(宮崎県)、厚生労働省「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」)

自宅に置く小さなお墓の大きさ・重さ・骨壺の大きさは「小さなお墓(自宅墓)の値段」でくわしく比べています。

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遺骨を自宅に置くなら、小さなお墓という形もあります

家墓(かぼ)は、自宅に置ける御影石の小さなお墓です。中に2.0〜2.5寸までの骨壺(幅約75mm×高さ約90mmまで)を納め、正面に名前などを彫れます。今お使いの骨壺がこれより大きいときは、遺骨の一部を移す形になります。おひとりさま用は67,800円、おふたりさま用は97,800円で、公式サイトでは、おふたりさま用を「ご夫婦・パートナー・ペットと一緒に」使えると案内しています(いずれも税込み。送料2,200円と骨壺の代金が別にかかります)。

家墓(かぼ)の公式通販サイトを見る →

遺骨を自宅に置いてもよいか(法律の扱い)

東京都保健医療局のよくある質問は、自宅の仏壇にある骨壺の遺骨を墓地や納骨堂に預けなければいけないか、という問いに、「墓地、埋葬等に関する法律では、自宅での焼骨の保管については特に規定はありません」と答えています。

一方で、同じ法律は、遺骨(焼骨)を埋めて納める「埋蔵」を、墓地以外の区域で行ってはならないとしています(第4条)。墓地は、都道府県知事(市や特別区では市長・区長)の許可を受けた区域です(第2条)。東京都保健医療局も、個人が庭などに墓地をつくることは法令上認められていないとしています。手元供養は家の中で行い、自宅の庭などに遺骨を埋めることはできません。(出典:東京都保健医療局「よくある質問|墓地・納骨堂・火葬場」・「散骨に関する留意事項」、e-Gov法令検索 「墓地、埋葬等に関する法律」 第2条・第4条)

遺骨を分ける(分骨する)ときの証明書

千葉市は、「焼骨の一部を別のお墓に埋蔵したり手元供養したりするため分けることを「分骨」といいます」と説明しています。千葉市の説明では、手元供養のために遺骨の一部を分けることも分骨にあたります。

墓地、埋葬等に関する法律施行規則 第5条は、分けた遺骨(分骨)をほかのお墓に納めたり、納骨堂に預けたりしようとする人は、もとの墓地などの管理者が交付する、埋蔵や収蔵の事実を証する書類を、納める先の管理者に出さなければならないと定めています。火葬のときに分けた場合は、火葬場の管理者が火葬の事実を証する書類を交付します。手元に残した遺骨を、あとでお墓や納骨堂に納めることになったときに要るため、分けるときにもらっておきましょう。

たとえば千葉市では、火葬のときに分ける場合は前もって斎場に申し出て「分骨証明書」(300円)を、市営墓地に納めた後で分ける場合は管理事務所で「埋蔵・埋葬証明書」(1件300円)を受け取ります。民営の墓地では、墓地の管理者に確かめるよう案内しています。(出典:e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」 第5条、千葉市「改葬、分骨について」)

火葬場ごとの申し出の時期や、お墓から遺骨の一部を分けるときの手続きは「分骨して遺骨を自宅で保管する方法」でまとめています。

お墓から遺骨を取り出して手元供養にするとき

墓地、埋葬等に関する法律でいう「改葬」は、お墓などに納めた遺骨を、ほかのお墓や納骨堂に移すことです(第2条第3項)。お墓から取り出した遺骨を自宅に置くときの扱いについて、たとえば東京都調布市は、遺骨を自宅に安置する場合は改葬には該当しないと案内しています。ただし同市は、最初から別の墓地・納骨堂に納める予定で、その途中で一時的に自宅に安置する場合は、改葬の一連の過程にすぎないため、前もって改葬の許可が必要としています。墓じまいで遺骨の一部を手元に残し、残りを合葬墓などに移すときは、今のお墓がある市区町村に改葬の許可を申請しましょう。一方で、東京都保健医療局は、散骨のために取り出す場合は区市町村により取扱いが異なるとしています。東京都八王子市は、移し先を決めずに自宅へ引き取ることは改葬に当たらないとしたうえで、あとで納骨するときに備えて、墓地の管理者に埋蔵証明書か遺骨引き渡し証明書を出してもらうよう案内しています。自宅に置くために取り出すときは、今のお墓がある市区町村と墓地の管理者に、必要な書類を確かめてください。(出典:調布市「改葬許可申請」、八王子市「改葬(お墓を移す)に関する手続き」、東京都保健医療局「散骨に関する留意事項」)

お墓を閉じるときは、墓石を撤去して区画を管理者に返す工事も要ります。墓じまいの費用は「墓じまいの費用相場」で解説しています。

手元供養を選ぶときに確かめること

  • 入る量:この記事で見たミニ骨壺の販売ページには、容量(cc)や大きさ(寸・cm)が書かれていた。ペンダントやリングに入るのは、細かくした遺骨のごく少量。今の骨壺から一部を移すのか、全部を納めたいのかで選ぶものが変わる
  • 納め方:自分で納める形(大野屋のペンダント・リングなど)と、遺骨を預けて加工してもらう形(ディアファミリーの樹脂の封入、遺骨ダイヤモンドなど)がある。預ける形は、届いてから完成までの期間と、遺骨が手元を離れる間の扱いを確かめる
  • 粉骨が要るか:小さな骨壺に納めるために粉骨をするかどうか。頼むなら、その料金と送料、お墓から取り出した遺骨なら洗骨・乾燥の料金も見ておく
  • 総額:本体のほか、送料、骨壺、名前の彫刻、ジュエリーに仕立てる費用などが別にかかるか
  • 返品・やり直し:名前を彫るものや遺骨を封入するものは、届いた後に返品できるか。販売元の特定商取引法に基づく表記で確かめる
  • 将来の行き先:自分が供養を続けられなくなったとき、遺骨を誰が引き継ぐか、お墓や合葬墓などに納めるか。そのときに要る証明書(分骨の証明など)を残しておく

手元に残さない遺骨の行き先

小さな骨壺やペンダントに入る遺骨はごく一部のため、残りの遺骨をどこに納めるかも決めておく必要があります。株式会社鎌倉新書の「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」では、墓じまいの後の遺骨の引っ越し(改葬)先は、合祀墓・合葬墓が43.2%で最も多く、樹木葬24.1%、一般墓14.3%、納骨堂13.3%、散骨1.3%でした(回答398人。「いいお墓」で霊園の資料請求や見学をした人が対象)。

移し先ごとの費用の例と手続きは「墓じまい後の遺骨はどうする?」でまとめています。(出典:「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」(株式会社鎌倉新書「いいお墓」)(https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/12200/、調査結果の全文 https://guide.e-ohaka.com/research/survey_hakajimai_2026/))

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遺骨を郵送して、お寺に納めたい方へ

株式会社goennの「おくるだけ、納骨」は、届いた専用キットで遺骨を送り、同社の提携の寺院(千葉県野田市・三重県鈴鹿市・東京都台東区)に納めてもらうサービスです。納め方は寺院ごとに違い、台東区の寺院は合祀の場所を設けておらず、遺骨の安置を受けるとしています。料金は88,000円(税込み。送骨キットと送料を含む)。申し込みには、遺骨に合わせて火葬許可証・改葬許可証・分骨証明書のいずれかと、本人確認書類が要ります。同社のサイトには、納骨後の遺骨は返還できないこと、遺骨の状態によっては預かれない場合があること、遺骨を発送した後はキャンセルも返金もできないことが書かれています。

※お墓から取り出した遺骨を送るときは、受入証明書が要るかを今のお墓がある市区町村で確かめてください。受入証明書を出してもらえるかや、どの寺院にどのような形で納めるかは、同社のサイトでお問い合わせください。

おくるだけ、納骨の公式サイトを見る →

お寺・宗派との関係

実家の仏壇や位牌を片づけるときの方法と費用の例は「実家じまいで仏壇はどうする?」でまとめています。

遺骨の一部を分けて納めることを受け付けているお寺もあります。たとえば浄土真宗本願寺派の大谷本廟(京都市)は、親鸞聖人の遺骨が納められている祖壇に遺骨を納める「祖壇納骨」を受け付けていて、遺骨の一部を納める場合は、所属するお寺の住職の署名・捺印がある納骨届を出すと案内しています(納めた遺骨は返してもらえません)。

お寺や宗派によって考え方が違うこともあります。今のお墓がお寺にあり、これからもお付き合いが続く場合は、手元供養について住職に相談しておくと安心です。(出典:大谷本廟「祖壇納骨」)

よくある質問

遺骨を自宅に置くのは違法ですか?

東京都保健医療局は、墓地、埋葬等に関する法律には、自宅での焼骨の保管について特に規定はないとしています。ただし、庭など墓地でない場所に遺骨を埋めることはできません(同法 第4条)。(出典:東京都保健医療局「よくある質問|墓地・納骨堂・火葬場」)

手元供養の費用は、いくらくらいですか?

品物の値段を調べた公的な統計は見当たりません。公式サイトの価格の例では、ミニ骨壺が660円から、遺骨ペンダントが19,800円から、遺骨リングが37,400円から、自宅に置く御影石の小さなお墓が67,800円から、遺骨ダイヤモンドが270,000円からでした(いずれも税込み・この記事で取り上げた例。送料などが別のものがあります)。

遺骨の一部を手元に残すとき、証明書は要りますか?

手元に置いておくだけなら、法令で決まった提出先はありません。ただし、あとでほかのお墓や納骨堂に納めるときは、もとの墓地や火葬場の管理者が交付する証明の書類が要ります(墓地、埋葬等に関する法律施行規則 第5条)。分けるときに、墓地の管理者や斎場に頼んでおきましょう。(出典:e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」、千葉市「改葬、分骨について」)

手元供養は、どのくらい知られていますか?

手元供養品を販売する株式会社メモリアルアートの大野屋が、2018年12月に全国の10代以上の男女3,536人にインターネットで聞いた調査では、手元供養という言葉を「知っていた」「聞いたことはあった」人は合わせて23%(質問の回答の数字。同じ発表のまとめの欄では20%と書かれています)、遺骨を身近に持つことに「抵抗がない」人は61%でした。手元供養をしている人の割合は、この調査では聞いていません。(出典:株式会社メモリアルアートの大野屋「手元供養に関する一般意識調査の結果を発表」(2019年2月5日))

まとめ

  • 手元供養の品物の値段は、公式サイトの例でミニ骨壺660円〜、遺骨ペンダント19,800円〜、遺骨リング37,400円〜、御影石の小さなお墓67,800円〜、遺骨ダイヤモンド270,000円〜。素材や大きさで大きく変わり、送料や骨壺の代金が別のものもある
  • 自宅で遺骨を保管することについて、法律に特に規定はない(東京都保健医療局)。庭などに埋めることはできない
  • 遺骨を分けるときは、あとでお墓などに納めるときに要る証明の書類をもらっておく
  • 手元に残さない遺骨の行き先と、将来誰が引き継ぐかも決めておく

この記事で使った資料

※価格と内容は2026年11月4日に各社の公式サイトで確認したものです。変わることがあるため、購入の前に販売元のサイトで確かめてください。


この記事を書いた人 大手葬儀会社Web事業部に3年間在籍。年間2,000件以上の葬儀集客・月数千万円超の広告運用・月間1,000万PV超のコンテンツ制作を担当した現場経験者が執筆しています。

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